Crowd Cloud – Collaboration work with YURI SUZUKI
羽田空港 第2ターミナル
- Installation
- 2021
キュレーターのパオラ・アントネッリ氏による選出により実現した、サウンドアーティスト/エクスペリエンスデザイナーのYURI SUZUKIさんとの共作。
パオラはNY在住、YURI氏はロンドン在住のため、すべてオンラインでのやりとりで制作された。インストールは日本のチームが担当。
細井はサウンドを担当。
Concept
空港は多様な言語が集まる場所。音という世界共通のメディアをもちいて日本語を再構築し、意味から切り離された音が入国後最初に触れる日本のサウンドスケープを象徴するとともに、様々な国から訪れる鑑賞者の言語が混ざり合うことで、その総和によってこの作品は世界の言語のサウンドスケープとなります。鑑賞者はこの作品を構成する重要な1ピースとなり、会場となる空港がひとつの大きな作品になる可能性を示しています。
Curator’s Comment
「Vision」を音で表現するため、私たちはサウンドアーティストでありエクスペリエンスデザイナーのスズキユウリと、同じくサウンドアーティストでありコンポーザーである細井美裕にクリエーションを求めました。スズキと細井のコンセプトによれば、異なる言語はときに人と人との障壁となりうる一方で、音はギャップを埋める架け橋となり、摩擦を緩衝するものとなるといいます。とりわけ外国からの来訪者にとっては、新しい環境に徐々に慣れ、そこで自由に意思疎通できるようになるまでのクッションとして機能していくというのです。この作品では人間の声を中心に据えつつ、日本語からひらがなの音を抽出し、ユニークな楽曲を完成させました。多数のホーンたちが、あたかも空港の到着口で家族や友人を迎える人々のように、お互いに対話しながらサウンドを発し、音を奏でていきます。(キュレーター/パオラ・アントネッリ)
- 会場
- ⽻⽥空港第2ターミナル 2階出発エリア
- 期間
- 2021年2⽉27⽇〜9月頃(終了未定)
CREDIT
- Artist
- SUZUKI Yuri & HOSOI Miyu
- Curator
- Paola ANTONELLI
- Technical Supervision
- ITO Yuya
- TABEI Katsuhiko
- UEDA Shinpei
- Technical Direction: HORIO Kanta
- Sound Playback Devices: SAITA Kazuki
- Manipulation Software: NIIMI Taiki
- Production: IDE Yusuke, FUTAGAWA Nana
- Gabriel VERGARA II
- SANO Makoto, SHIBUYA Kiyomichi, AKIYOSHI Kazuki, ISHIDA Akira, KIMURA Yusuke, SAKUMA Miwako, SHIRAHAMA Susumu, TANAKA Kei, FUJISAKI Ryoichi, MIKADO Takayuki, MUTO Takao, MORI Yoshihiro, and YAMAMOTO Tsutomu
- KRAFTWERK Inc.
- Brass Coating: SUGIMOTO Kazufumi
- Sanding: SANO Hidemitsu
- Coordination: HAYASHIGUCHI Sari
- studio MSR
- 8%
- WHITELIGHT.Ltd
- Japan Airport Terminal Co., Ltd
- Photography
- Takashi Kawashima
- Movie
- Movie Director: KAWASHIMA Takashi, SHIMMYO Syuta Editor: SHIMMYO Syuta
- Camera Operator: YASHIMA Nobuyuki, YAZAKI Ken
- Recording: KASAI Toshihiko (studio ATLIO)
- Recording Assist: SAWADA Yusuke